世界の帯状疱疹予防について

世界に目を向けてみると、欧米先進国では、ワクチンを接種することで帯状疱疹にかからないように予防しようという考え方が主流になっています。アメリカでは高齢者を対象とした帯状疱疹の発症を約半数に抑えられることが証明されています。

また、発症した場合でも、ワクチンを接種しなかった人に比べて、帯状疱疹後神経痛が残る人を約3分の1まで減らすことができたとの報告もあります。

EUヨーロッパ連合では2006年3月から、アメリカでは6月から帯状疱疹ワクチンが許可されており、60歳になったら予防的にワクチンを接種することが推奨されています。

現在、世界の30カ国以上の国で帯状疱疹を予防する目的でワクチンが接種されていますが、皮肉なことにこのワクチンは日本の研究者が開発した水痘ワクチンを元に作られたものです。帯状疱疹ワクチンだけでなく、日本は先進諸国に比べると、感染症全般の予防対策が非常に遅れた国といわれています。

欧米先進国では、乳児の予防接種も日本よりもはるかに進んでおり、水痘ワクチンも国が接種費用を負担する「定期接種」になっているので、水ぼうそうにかかる子供の数も、日本よりずっと少なくなっています。

日本の場合、水痘ワクチンは、子供に接種するかどうかを親が選択する「任意接種」であり、副作用を怖がる親もいるので、接種率はまだまだ高くありません。


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